こころの路線図は、
人を支える仕事をしているうちに、自分自身の現在地が分からなくなってしまった人のための、小さな心の案内図です。
福祉、医療、司法、行政、教育、相談支援。
対人援助の仕事では、いつも相手にスポットライトが当たります。
相手の気持ちを考える。
何が必要かを考える。
どうしたら少しでも良い方向へ進めるかを考える。
それは、とても大切なことです。
でも、その一方で、
支援している自分自身の心や身体は、置き去りになっていないでしょうか。
・ちゃんと支援しなきゃ線。
・もっと頑張らなきゃ線。
・他者感情持ち込み線。
・原因分析線。
・期待に応えなきゃ線。
・私が何とかしなきゃ線。
人を支える仕事をしていると、気づかないうちに、こうした心の路線に乗り続けてしまうことがあります。
そして、いつの間にか、
「私は今、疲れているのか」
「本当は嫌なのか」
「もう限界なのか」
「私はどうしたいのか」
そんな自分自身の声が、聞こえにくくなってしまうことがあります。
こころの路線図では、
今、自分はどの路線に乗っているのか。
どんな車内アナウンスが流れているのか。
どこで途中下車したら、少し楽になれるのか。
自分の心と身体の現在地を、やさしく見つめていきます。
目指すのは、
もっと上手に支援できる自分になることではありません。
まずは、
「私は、ここにいていい」
「今日うまくできなくても、私の価値は変わらない」
「支援する私自身も、大切にされていい」
そう思い出せる場所へ戻ること。
こころの路線図では、その場所を
**「尊厳駅」**と呼んでいます。
尊厳駅は、人からの評価や仕事の成果、その日の出来事によって、自分自身の価値が上がったり下がったりしないことを思い出す場所です。
そして、尊厳駅は終着駅ではありません。
一度そこへ戻り、心と身体を整えてから、
「私はこれから、どこへ行きたい?」
「どんな働き方をしたい?」
「どんな人生を生きたい?」
と、自分自身の行き先を選び直すための再出発地点です。
人を支えるために、自分を置き去りにしない。
共感しても、背負いすぎない。
責任を持っても、自分の人生まで差し出さない。
誰かを支えながら、自分の心身も大切にする。
こころの路線図は、そんな支援のあり方、生き方を一緒に考えていきます。
私たちが目指す理念自分の路線を生き、他者の路線も尊重できる社会へ。
一人ひとりが、自分の人生の運転席に戻り、
心身を大切にしながら、自分らしく歩んでいく。
迷子になっても、乗り間違えても、
自分の人生に戻ろうとし続ける人は、ちゃんと先へ進める。
支援する人も、支援される人も、
一人ひとりの尊厳が守られる社会へ。
その一歩を、こころの路線図から。
支援者のための こころの路線図
― 自分迷子取説講座 ―
新人から中堅・管理職まで、人を支えるすべての方へ。
対人援助の仕事をしていると、経験年数に関係なく、いつの間にか自分自身を後回しにしてしまうことがあります。
特に、経験を重ね、責任が増え、後輩や部下を支える立場になった頃、
「以前ほど仕事に燃えるものがない」
「私は何のためにここまでやってきたんだろう」
「このままで、自分の人生はいいのかな」
そんな問いが浮かぶことがあります。
あの頃、なぜこの仕事を選んだのでしょう。
誰かの役に立ちたかった。
困っている人の力になりたかった。
人と関わる仕事に、意味を感じていた。
そんな思いを持って、対人援助の仕事を選んだ方も多いのではないでしょうか。
けれど、経験を重ねるにつれて、仕事は少しずつ変わっていきます。
難しいケースが増える。
責任が重くなる。
後輩や部下を支える立場になる。
管理職として、組織のことも考えなければならなくなる。
家庭との両立が難しくなることもある。
一生懸命やってきたはずなのに、ふと、
「以前ほど、この仕事に燃えるものがない」
「私は何のために、ここまで頑張ってきたんだろう」
「本当に誰かの役に立てているのだろうか」
「この仕事を続けて、私は報われているのかな」
「このまま何十年も働いていくのだろうか」
そして、そのもっと奥から、
「それ以前に、私はどうしたいんだろう」
そんな問いが聞こえてくることがあります。
これは、自分の問題で起きる迷いではありません。
むしろ、長く人を支え、たくさんの経験を積み、責任を引き受けてきたからこそ訪れる、支援者自身の人生の分岐点なのかもしれません。
人を支える仕事では、自分自身が見えなくなることがあります
対人援助職は、いつも相手にスポットライトを当てる仕事です。
相手の気持ちを考える。
困っていることを理解する。
何が必要なのかを考える。
少しでも良い方向へ進めるように支援する。
それは、とても大切なことです。
けれど、長く続けているうちに、
「私が何とかしなきゃ」
「もっと良い支援をしなきゃ」
「ここで断ったら申し訳ない」
「相手を傷つけてはいけない」
「上司なんだから弱音を吐けない」
そんな“こころの路線”に乗り続け、いつの間にか、支援する自分自身の心や身体を置き去りにしてしまうことがあります。
疲れているのかさえ分からない。
嫌だったことにも気づかない。
仕事が終わっても、支援相手のことが頭から離れない。
家庭に帰っても、気持ちは仕事の中に残っている。
そして、気づいた時には、
「自分の人生なのに、自分がどこにいるのか分からない」
そんな状態になっていることがあります。
こころの路線図で、自分の現在地を確認することから始めます。
この講座では、心理状態を「路線」や「駅」に置き換えながら、自分の心と身体の現在地を見つめていきます。
今、どんな路線に乗っているのか。
どんな車内放送が流れているのか。
誰の期待や感情を車内に持ち込んでいるのか。
そして今、自分の人生の運転席には誰が座っているのか。
たとえば、
私が何とかしなきゃ線。
ちゃんと支援しなきゃ線。
他者感情持ち込み線。
原因分析線。
期待に応えなきゃ線。
こうした路線を、自分自身と少し距離を取りながら確認します。
目指すのは、
もっと上手な支援者になることではありません。
まず、支援者である自分自身にもスポットライトを戻すこと。
「私は今、どう感じている?」
「本当はどこまでならできる?」
「ここまでは私の責任。でも、ここから先は相手の人生ではないか?」
「私はこれから、どんな働き方をしたい?」
「そして仕事以外の私は、どんな人生を生きたい?」
そんな問いを、自分自身に返していきます。
尊厳駅は、再出発するための場所
こころの路線図には、何度迷っても戻れる場所があります。
それを、**「尊厳駅」**と呼んでいます。
仕事がうまくいった日も、うまくいかなかった日も。
誰かに感謝された日も、批判された日も。
支援の成果が見えた時も、何も変わらなかったように感じる時も。
あなた自身の価値は、それによって上下するものではありません。
一度、尊厳駅に戻り、心と身体を整える。
そして、
「私は、これからどこへ行きたい?」
と、自分の人生の行き先をもう一度選び直します。
尊厳駅は終着駅ではありません。
自分自身の人生へ戻るための、再出発地点です。
昔の情熱に戻る必要はありません
この講座は、「初心を思い出して、また頑張りましょう」という講座ではありません。
20代の頃と、今では違って当然です。
たくさんの人と関わり、理想だけではどうにもならない現実を知り、失敗も成功も経験し、責任を背負ってきた。
その経験は、決して無駄ではありません。
ただ、毎日の忙しさや難しい支援の中で、自分がどれほど多くのものを積み重ねてきたのか、その価値を忘れてしまうことがあります。
こころの路線図では、一度立ち止まり、自分が歩いてきた道も見つめます。
そして昔と同じ炎ではなく、
経験を積んだ今だからこそ持てる、静かな誇りや成熟した情熱を再点灯していく。
そんな時間になればと考えています。
新人の方にとっては、これから長く支援を続けていくために、早い段階から「抱え込みすぎない」「自分を置き去りにしない」という土台をつくる時間になります。
中堅・管理職の方にとっては、これまで積み重ねてきた経験を振り返りながら、これからの働き方と人生を選び直す時間になります。
経験年数によって、持ち帰るものは違っても、土台にあるのは同じです。
人を支えるために、自分を置き去りにしないこと。
このような方へ
・対人援助職として働いている
・人の気持ちや問題を抱え込みやすい
・「私が何とかしなければ」と思いやすい
・支援相手のことが仕事の後も頭から離れない
・断ったり距離を取ったりすることに罪悪感がある
・自分の疲れや限界に気づくのが遅い難しい
・ケースや責任を抱え続けている
・後輩や部下を支える立場になり、自分のしんどさを出しにくい
・管理職として、支援と組織運営の間で疲れている
・仕事と家庭のバランスが崩れている
・以前ほど仕事に情熱を感じられなくなった
・支援の意味や成果が見えにくくなっている
・仕事を辞めたいわけではないけれど、このままでいいのか分
からない
・自分自身のこれからの人生について考えたい
・もう一度、自分の仕事に誇りを持ちたい人を支えながら、自分
の心身も大切にして働きたい
講座で扱うこと
現在地の確認
今の心と身体の状態を確認します。
乗りやすいこころの路線
抱え込み、過剰な責任感、罪悪感、期待など、自分が乗りやすい路線を見つけます。
車内放送の確認
「もっと頑張らなきゃ」「私の対応が悪かったのでは」など、無意識に流れている言葉を確認します。
境界線の確認
自分の責任と相手の責任、共感することと背負うことの違いを整理します。
運転席の確認
役割、組織の期待、相手の感情、罪悪感などに、自分の人生の運転席を渡していないかを見つめます。
尊厳駅という戻る場所
成果や評価に左右されない、自分自身の価値を確認します。
これまでの経験の棚卸し
自分が積み重ねてきた経験や仕事の意味を、もう一度見つめ直します。
これからの働き方・生き方
支援者としてだけでなく、一人の人間として、これからどんな人生を生きたいのかを考えます。
この講座で得られること
この講座を通して、
・自分の疲れや限界に早く気づけるようになる
・相手の問題と自分の問題を分けて考えやすくなる
・「私が何とかしなければ」という抱え込みを減らせる
・仕事と自分自身の人生との境界を整理できる
・これまで積み重ねてきた経験の価値を再確認できる
・自分に合った働き方を選び直す視点を持てる
・仕事への誇りや情熱が、違った形で再点灯するきっかけになる
・自分の人生の運転席に戻る感覚を身につける
ことを目指します。
この講座でできないこと
この講座を受けても、職場の人員不足や制度上の問題がなくなるわけではありません。
難しいケースが簡単になるわけでも、職場の人間関係が自動的に改善するわけでもありません。
そして、もっと頑張れる支援者になるための講座でもありません。
変えられない環境がある中でも、
自分まで失わないこと。
自分の心身を守りながら、自分で選べる部分を取り戻すこと。
そのための考え方とスキルを身につけていきます。
講座について
支援者のための こころの路線図|自分迷子取説
前編・後編の2回講座
料金:36,000円
形式:オンライン(早期申し込み割引あり)
内容:講義+ワーク
対人援助職は、社会のさまざまな場所で、人の人生を支えています。
その仕事は地道で、成果がすぐには見えないこともあります。
それでも、支援する人が元気でいられることは、支援される人にも伝わり、その人の家族や周囲へも少しずつ広がっていきます。
対人援助者は、社会を元気にしていく一つの起点です。
だからこそ、まず支援する人自身が、自分の尊厳と心身を大切にできること。
人を支えるために、自分を置き去りにしない。
そして、支援者である前に、一人の人間として、自分自身の人生を生きていく。
こころの路線図は、そのための再出発を一緒に考える講座です。
| 20XX年 00月00日 | |
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| 20XX年 00月00日 | |
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